皆様今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年最初の記事は、「食べる」前に「抜く」ファスティングの話から。
全ては今年も美味しく食べるために!
昨年は、食と身体についていろいろ考え情報収集や勉強、試行錯誤した一年でした。
「油」と健康について勉強すればするほど、油以外の栄養素はどう消化吸収されるのか、微量成分や酵素はどんな役割なのか、身体の仕組みについてきちんと理解したいことがどんどん増えるのです。
今後食全体においての油の位置づけ、役割をもっと大枠で捉えて説明できるように
なりたいと思っています。
例えばオメガ3を同じように毎日摂っていても、効果の出方は人それぞれだからです。
油以外のことにも目を向ける必要があります。
そもそも食べ物の趣向や運動量、体質など皆違うからこそ様々な健康法、食事法が濫立
しているわけで、健康は流行に左右されるものではないですよね。
結局自分に何が一番必要で足りていないのか、数ある食事法でどれが一番自分に向い
ているのか、調子良く過ごせるか分かればいいことです。
体力がある若い頃は無理をしても大丈夫だし気にしなかったことが、年を重ねてあら?
体質が変わったかと感じるようになるのも自然なこと。
自分の身体の声をちゃんと聴けるようにありたいと思います。
【ファスティング(断食)したいと思った理由】
年末年始、5日間ファスティングしました。はい断食です。
普段から食事には気をつけている方です。あ、お酒は飲みますがまぁ以前ほどでは(笑)。
添加物や化学調味料はなるべく摂らない、必要な栄養を補う、オメガ3を摂る、漢方を
飲むなど…。
でもそれってちゃんと吸収できているのかしら?
風邪をひきやすくなったり寝てる割に疲れが抜けなかったり、ちょっとした痒みが
治りにくかったり、どうも免疫力が落ちている気がしていました。
あと元々高めの血圧も上がり気味。
分かっちゃいるけど食べすぎ、飲みすぎの日もある。
ここらで「栄養を摂る」以前に受け入れる身体の状態をリセットしたい。
すっきりしたいと思うようになったことがきっかけです。
どんなにいいものも、受け手の状態によっては無駄になる、勿体無い。
ということで摂るよりまず抜いてみることにしました。
実は私、小さい頃から父の方針で時々断食していました。
食べ物の有難さを知り胃を休めるという主旨で半日~一日程度食事を抜き、
お粥から戻すという断食。
ちなみに幼稚園の頃から玄米食でした。えぇまだまだ流行っていない頃です。
朝は乾布摩擦して冷水浴びてましたよ!真冬でも。もう無理ですが…。
いつの頃からか断食しなくなり一人暮らしを始め、自炊はするものの仕事中コン
ビニ食や深夜の外食も多かった20代。
身体が重い時だけたま~に液体だけの断食をしていたような。
さて久しぶりの断食、いろいろな方法がありますがどれにしましょう。
基本的に頭で理解してから入るタイプなので、今回食べないということはどう
身体に作用するのか、どういう仕組みでデトックスになるのか、一番効率的な
方法は何か知るべく調べてみました。
そんな時にちょうど日本食文化会議で知り合った管理栄養士の圓尾さんが
ファスティングマイスター!しかもお話を伺えば分子整合医学美容食育協会の
最上級資格プロフェッショナルをお持ちの方。
この協会の特別顧問は予防医学でも油業界でも著名な山田豊文先生。
一度お話しを伺ってみたいと思っていた方。
長年にわたるファスティング研究と実績に基づいた手法はとても納得がいくものでした。
まさに三方向くらいからここに繋がった感じ。
思い立ったら早速ということで12月にファスティングマイスター初級を
取得しました。
ダイエットより細胞のデトックスを主にしたファスティング。
体内にたまったものを排出する代謝に必要な最低限のミネラルを補給しながら
行なうので、無理なく安全にできます。
固形物を食べず何日でどんなホルモンが出てどういう状態になり、脂肪燃焼
や血管の掃除がどう始まるのか、ケトンがいつ出るのか、腸内環境を良く保つ
ためにはどんな食事がいいのか。
ファスティング中に飲むドリンクの成分はどんな役割があるのか。
ファスティングに至る前段階として現代の食を取り巻く環境、食育や未病につ
いても講義があって素晴らしい。
想像より分厚いテキストですが、その中でも「ファスティングは身体のオイル交換」
という言葉が油売りとしてはとても心に残りました。
確かに毒素は油に溜まりやすいし、身体の余分な脂肪酸を燃やしてからオメガ3を
入れていくって理にかなっていると思いました。
さて長くなりましたので実際のファスティングと感じたことは次回に書きますね。