非常時に思うこと

昨日今日と、私が働く金田油店(東京都台東区浅草橋)は様子を

見ながら営業しました。

実店舗のお客様はまばら、ネットでのご注文もさすがに少なめです。

当店並びの角に当社運営のガソリンスタンドがあるのですが、

タンクローリーが来るともう車が長蛇の列。

会社の事務スタッフまで総出で交通整備しています。

ちょうど当店の前にバス亭があるのですが、何度SSスタッフが

「そこはバスが止まるので空けてもらえますか」と叫んだことでしょう。

東京は被災地を支援する側、いつどうなるかは誰にも分からないけど、

余裕がある今こそ思慮ある行動をとりたいものです。

       *    *    *

そう言えば、地震があってからスーパーに行っていません。

週末は引きこもっていたし月曜も自宅で仕事、昨日は打ち合わせがてら

外食しました。

食材買占めのニュースを見て、はたと思いました。

ちょっとした野菜くらい買えば、あとは何も買わずに3ヶ月くらい籠城

できそうだと。

お米は玄米に白米、豆、餅、乾麺に大量のパスタ類、冷凍庫のパンがなく

なればピタパンやピッツァ、チヂミを焼ける粉もあるし米粉にそば粉まで…。

わ、トウモロコシ粉にクスクスもある。

生春巻きの皮に葛きり、春雨の類も。

野菜だって茹でて冷凍してあるものやピクルス漬物、人参ジャガイモ

玉葱などもまだあるし、ハーブ類も困らない。

トマト缶にひじき、切り干し大根、ワカメにもずく、ザーサイに佃煮…。

冷蔵庫には長持ちするハードチーズ各種に卵、味噌など調味料もたっぷり。

冷凍庫には海老からチキン、挽肉にカレー、魚の干物や生麩や

パイシート、じゃこにパセリにチマキもあるし。

鯖やサーディン、オリーブにパテなどの缶詰、いただいたクッキーや

クラッカーにドライフルーツ、ナッツ、チョコレート。

お茶も各種にワインもぼちぼち、自家製梅酒とレモンウォッカは飲み

きれないほど。もちろん油は軽く1年分(笑

いっそこれを機に在庫の棚卸し、在庫を減らしてみようと思います。

持って逃げられない!し、賞味期限も気になるし。

もちろん経済活動として買い物はいいのですが、まずは自分の持ち物の

把握、その上で何が必要なのか冷静に考えないとおかしなことに

なりますよね。

今沢山のブログ、特にグルメ系は更新を見合わせていると思います。

被災者はろくに食べてないのにこんな記事はどうなのかと。

でも人は生きるために食べます。

食べる、食べられることは生きる希望であり幸せです。

食べられる人は食べて元気を出し、日本を支える。

加工品は被災地のために買わず、生鮮品を料理して食べる。

また皆で美味しいものを楽しめるよう願いながら食べる。

食べられることに感謝し食材を無駄にしないようにする。

熱効率のいい調理法を考え、楽しみながら節約する。

こういう時こそ誰かと食卓を共にする。

気づくことが沢山あります。

日常を感謝しながら大切に生きる。

そして今本当に求められていることに応えたいと思います。

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ちなみに油は身体にとって重要なエネルギー源です。

そして灯もともします。

暗く寒い夜、一人でも多くの方に希望の灯が届きますように。

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油売りエマ
美味しいものと美しいものが好き。
昔は美術品、今は油売ってます。
金田油店アドバイザー/油セミナー/ファスティング指導など
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