思い浮かべる店は、結構日曜日休みだったりして…うーん、そうだ吉祥寺の
行ってみたかったお店に聞いてみましょう。
満席ですがほどなく空きそうとのこと、すぐに電話もいただけてラッキー。
駅から少し歩きますがゆるゆると3人で向かってみました。
「にほん酒や」と書かれていますが、ちょっとお洒落カフェ系の造り。
カウンターと2つのテーブル席があります。
早速メニューを見ると、なかなか魅惑的なものがずらり。
おつまみを選び、お酒は燗で料理にあわせてお任せしました。
徳利はイラストレーターさんによるオリジナル、お水も大きなグラスで
出されていいですね。
お通しは新ジャガの金平、にんにく入りでしゃきしゃきした歯応えが美味。
考えたら思いつきそうなのに、やったことがなかったアボカドの味噌漬け、これが
なんともう最強の酒肴!!
やられたーっという感じです、味噌だけでなく吟醸酒粕、玄米酒粕を混ぜている
とあって、柔らかいふくよかな甘みも出てねっとりしたアボカドはもうたまりません。
しばし一同感嘆の無言(笑
お造りはぶりとイカの盛り合わせ。イカは肝醤油で。
青森で村越さんが育てたシャモロックのももムネ焼き盛り。
大分の柚子胡椒もちょっとつけて。
いやー本当に美しい味わいです。
生牡蠣の塩辛、わ、はじめてかも。
粒で漬けたのを刻んで鬼おろし大根の上にのせて登場。
1口でお酒がもう…。海の香りがたまりません。
こちらも初体験、北海道のチカという魚の塩焼き。
公魚のような、でも海の魚。熱々で丸ごといただく旨み!
焼き野菜のサラダは意表をついたアプローチ。
緑のものはなく、すごくジューシーな蕪に人参、お芋、皮付き野菜の味が濃いです。
ベーコンとオリーブオイル、黒酢にびりびりするほどの黒胡椒。
センスいいですねぇ。
こちらはただのレバペではなく、シャモロックのレバーブリュレ!
岩塩クッキー添えですよ。
発想がにくいですよね、キャラメリゼしてクラッカーじゃなく手焼きクッキーとなんて。
器も渋いし、一見ワイン向きなようでいて味はしっかり日本酒と合う。
独特の甘みが味噌のようで、とろり滑らかなレバペ、これにも参りました。
土鍋のグラタンは塩豚の角切りと甘いたまねぎ、ホワイトソースというより
ポテトピュレとチーズがたっぷりでボリュームもあります。
美味しい熱燗と素敵な料理でほっこりまったり…ここはいいお店です。
お酒一覧は以下の通り。
シメは…山葵飯、シャモロック塩らーめんにシャモロック親子丼を。(頼みすぎ)
山葵は白い山わさびじゃなくてグリーンの生山葵、もうちょっと効かせていい感じ。
これじゃ泣けない(笑)
白湯ラーメンは、牛蒡と葱、かんずり?でシンプルに。
親子丼は予想より大きい。お皿で出ました。
シャモロックのお肉が突出して美味しいです。
が、丼の完成度としてはちょっと甘くて汁だくな感じ、親子丼ラバーとしては
卵の半熟加減もあわせて今後に期待させていただきます。
なんて言いましたがとにかく最近ではかなり気に入ったお店。
つまみのセンスは文句なし。
定番だけじゃなく一捻り、でもやりすぎてない美味しさに出会えます。
青森出身の店長さんにお酒への愛を感じるスタッフの皆様、ご馳走様でした。
吉祥寺 にほん酒やのブログ