新商品の天麩羅油を試さなくてはとずっと思っていたのです。
で、冷凍庫に母が送ってきた長崎の真珠貝の小柱があり、
いただいた日本酒も冷えていて、取り寄せた富山湾の白海老もある!
ということでしめしめ、これはかき揚げ、刺身で1杯やるしかないですな。
白海老はそのままでむっちり甘く日本酒に最高。
真珠貝の貝柱はコリッとした歯応え、名前からして素敵すぎ。塩でいただきます。
三重県四日市にある九鬼(くきと読みます)は胡麻油・胡麻製品メーカー。
胡麻油は焙煎度合いで色や香りが違います。太白(たいはく)は焙煎しないで
搾るので白く、香りもありません。
メーカーにもより焙煎タイプも様々で、深煎りを濃いくち、浅煎りをうすくち
と呼んだりもします。
大体色が濃いものほど焙煎が強く、胡麻の芳ばしさも立っていると考えてください。
※白胡麻、黒胡麻の違いではないですよ
韓国の胡麻油は色も香りも強く、濁っていたりしますよね。
あれは強い焙煎でフィルターにもかけていなかったりするものです。
金田油店では太白、焙煎圧搾タイプ、圧搾の中でも玉締めという特殊製法で搾る
まろやかタイプと各種扱っています。
お料理によって、胡麻のパンチの効かせ具合を変えられます。
もちろん太白と焙煎の両方があれば、好みでブレンドしてもOK。
最近シフォンケーキなどお菓子作りに太白胡麻油を使うという方も増えてきました。
あと太白はマッサージ用にも人気です。
さて、天ぷらに戻りますが、高温で揚げる調理法に加熱に強い胡麻油はぴったり。
江戸前天ぷらは胡麻油が使われるので芳ばしいですよね。
(綿実、菜種、コーン油などをブレンドすることもあります)
ただ家庭で混ぜればいいと言ってもなかなかブレンドしては舐め、
って大変だし、揚げ上がりの違いを試すのも難しい。
そこで天ぷらに最適な胡麻の香味、甘さが立つように絶妙に焙煎されたのがこちら、
天麩羅胡麻油です、なんとも美しい黄金色。
えー、うちのお客様に分かりやすく言えば、五味一体特別の油 寿よりは
柔らかく上品な感じ。
関西味が好きな方にもおすすめですし、逆にしっかり江戸前が好きなら寿で。
極上の油で揚げた、熱々の天ぷらはたまりませんよ!
多めに作って天丼、天とじうどんにも。
ちなみに一般に言う「天ぷら油」の原料は大豆、菜種など様々。
別名白絞油(しらしめゆ)ともいい、サラダ油との違いは精製工程の差です。
簡単に言えばサラダ油は元来サラダ用に作られたもの。
白絞油の冷やすと固まる部分を取ってあるので、軽いんです。
コシやコクは落ちるものの、キレがよいサラダ油は家庭での揚げ油としても
軽く揚がるし使いやすいでしょう。
風味が欲しい時は素材にあわせて胡麻やオリーブなどをブレンドしましょう。
使ったオイル:来月発売!九鬼 天麩羅胡麻油
レシピブログランキングへ おつまみ ブログ村へ 金田油店へ