新橋の喰切料理一楽に連れて行っていただきました。
旬の和食をお任せでいただけるそうで楽しみ。
http://www.ichiraku.net/
沢山の人で賑わう新橋の通りを抜けてお店へ。
カウンターとテーブル、奥にはお座敷があるようで、背広のおじさま達が
差しつ差されつやっています。
テーブルに座り、まずは瓶ビールで乾杯。
ほどなく先付けと前菜が。
甘い南瓜のポタージュの中に滑らかな胡麻豆腐!
胡麻と南瓜は合うと思うけど、こういう風にあわせたことはなかったです。
飲む前に少しほっこりいい感じ。
お酒もお願いします。
前菜も季節を感じさせるものが並べられていて楽しい。
バイ貝に鮎の昆布巻き、煮鱧、トマトピクルス、コハダ鮨に柿に見立てた鶉たまご!
このヘタの部分も昆布で作ってあって食べられます。
そして甘いだろうと思って最後に食べた艶やかな栗は!甘くない。
ビターな風味…え?コーヒー!面白いです。
今宵いただきますのは、青森のオニカサゴと淡路の鱧!
ごめんね、でも美味しくいただくからね~。
適度に弾力のある白身♪上品で美味。
少し後で、酢橘漬けにしたものが。また質感が変わり香りもよく美味。
同じ食材を二度アプローチを変えて出していただけるのも素敵ですね。
焼き物は秋刀魚!お皿一面に肝ソースが。
これはたまりません、左隅のは杏。
横から見ると、三つ折!これ丸々1本の量ですよ、ボリューム満点。
コンロとお鍋がセットされます。
面白い出汁~。キャベツに玉葱、独活です。甘みは出そう。
しゃぶしゃぶでいただくのは…。
松茸と鱧。ふふふ。
鱧を柚子胡椒で、というのもはじめて。
松茸はしっかりめに泳がして…こりっとふわっと香りが~。
お出汁がみるみる美味しくなってきました!
お酒が止まりません。
もうお腹いっぱいなのですが…。
「もう少し召し上がれますか?」の声に返事をしてしまう私達(汗
銀餡のかかった揚げ饅頭が出てきました!
カリッカリの衣はなんと柿の種と白玉粉。餡はカシューナッツと牛蒡だそう。
土っぽい風味の餡と歯応えと香りのある衣、美味しいです。
最後の最後は雑炊ではないのです。
鱧と松茸の出汁がたっぷり出た餡かけおこげ!
これはシンプルながら最強のシメご飯でございました。
ご馳走様でした。
素晴らしいお料理の数々ながら、新橋という立地もあってか割烹というより
家庭的な小料理屋という雰囲気です。
コース価格もかなり良心的。
おじさま達にだけに楽しませるのはもったいない!と思う一軒でした。
季節ごとに通いたいものです。