下の歯が二本出てきた息子はもう6ヶ月、離乳食の時期になりました。
いただいた木の器とスプーンも出番です。
オランダの木靴の型のようなころんとした器とスプーンのセットは油屋スタッフ
達から。
滑らかな曲線のフォルムがとても手に馴染みます。
これは楓の木、離乳食が終わっても塩とか薬味入れに活用できそう!
楓の食器&スプーンセット/クラフト木の実
その下の小さなスプーンと長いスプーンはメープルの木、くるみ油で仕上げられて
います。
さすが塗装油も昔から扱う山中油店貴美子さんの素敵な贈り物。
息子の名前まで彫られていて感激、同素材の歯がためと一緒にいただきました。
赤ちゃんセット/つみ木
昔から荏油(えあぶら)やクルミ油が塗装に使われてきましたが、荏油とはえごまの油です。
これらの油はぽたっと落としておくと、固まります。
これは酸化すると乾く、乾性油だから。その性質を生かして昔から建築物や傘の塗装など
に利用されてきました。
オリーブオイルとかだと、なかなか乾かないんですよ。
油は脂肪酸の割合によって乾性、不乾性、半乾性油に分けられます。
ただしっとり度合いや質感は塗るものの種類とお好みなので、きっちり防水を求めない
ものには椿や菜種、他の油も利用できます。
当店にも尺八など楽器や木工品、櫛のお手入れに椿油や、床に塗るのにクルミ油を購入
されるお客様がいらっしゃいます。
ただうちのクルミ油は食用なので美味しい香りありですが。
木の食器にはぴったりです、この小さなスプーン達も定期的にお手入れして
艶やかにして行こうと思います。布に油をちょっと染み込ませて馴染むように拭
く程度です。
工業用か食用かは精製度の違いだったりします、香りの有無、色などが違う
場合があるので確認してくださいね。
家庭で使う分には食べる用のオイルでちょっとお手入れでも十分だと思います。
ちなみに息子には、木のスプーンをだいぶ前から渡していたので!くわえ、
噛み、舐め、食べるイメージトレーニングもばっちり!?
重湯はぺろぺろクリア、器ごと引っぱって頬張りそうな勢いだったので裏ごし
お粥もちょっぴりあげました。食べる方の油はもう少し先かなぁ。
塗る方はもう!月見草、ホホバ、マカデミア、オリーブ、アルガン、馬、あと
熊(笑)油まで経験済みです。
今日は木の器とお手入れの油についてご紹介でした。
皆様どうぞよいクリスマスを~。
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