ご存知ですか清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)。
なんとなくこうこうはくしだん(公侯伯子男)とか某国の喜び組を連想してしまいますが…。
由緒ある歴史ある貴重なお菓子でございます。
このやんごとない佇まい。
最初にいただいたのは、京都山中油店の貴美子姐さんから。
そう、ここに載せるということは、油と密接なつながりがあるのです。
胡麻油で20分揚げてある揚げ菓子なんですね。
しかも奈良時代に唐から伝わったお菓子なんですよ!
まさに和菓子のご先祖様と言うべきお菓子です。
原料は、米粉、小麦、小豆餡、桂皮末、胡麻油。
シナモン?以外にも何かすごい芳香が…。
あ、”こしあんに「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込み”と書いてありました。
清浄歓喜団|亀屋清永
硬い表面を底から指でぐぐっと押し割りますと、中からは餡子が。
ちょっとボロっとなっちゃいましたけど…。
がりっと芳ばしい胡麻香漂う生地に、すごい芳香の餡。
強烈なインパクトです。
お香が少し薬っぽく感じるような気もしますが、当時のことを想うと
大変貴重で高価な、栄養たっぷりの献上品だったのですよね。
すごいです、こういうものを作り続けるお店も素晴らしいですね。
日本橋三越で買いました。
見つけたら、薀蓄と共に広めていきましょう~!
今日は胡麻油の揚げ菓子のご紹介でした。
あ、カテゴリーどうしましょ、レシピじゃないので…「お取り寄せ」に
入れておきます。