さて尾道最終日、朝6時前に起きて蒲鉾工場見学です。
桂馬蒲鉾商店さんへ。
http://www.keima-kamaboko.com/
お店、工場共に尾道駅から徒歩5分の商店街にあります。
早々白衣に長靴、キャップを被り工場内へ。
蒲鉾工場の朝は早いです、4時朝礼だそう。
私達がお邪魔した時は魚を捌く工程などは終了していました。
大正2年創業の桂馬さんのこだわりは、毎朝獲れる生魚を使うこと。
化学調味料や保存料は一切使用しないこと。
伝統、品質を守るだけでなく、時代にあった新商品も季節ごとに
開発し続けています。
原料はグチ、ハモ、エソ、イカ。
朝一番で捌き血や脂を洗った身を石臼で冷却しながらすり身にします。
出来、仕上がりは毎日毎日が真剣勝負。
油も元は農産物なので季節や年によって変動がありますが、魚は更に大変。
それこそ、日、週単位で質が違いますよね、生き物を相手にする仕事です。
村上社長による上蒲鉾の整形作業、淡々とこなしていらっしゃいますが、
相当熟練が必要な工程かと。
この蒲鉾、蒸して炙ってという工程を繰り返すことにより、表面に均一の
美しい縮緬皺が入るそうで、手間がかかるけど蒲鉾屋の真髄、伝統の職人技なんです。
確かに安い蒲鉾は表面つるっとしてますね…。
芳ばしいいい香りが!
揚げ蒲鉾、天ぷらです。こちらは大豆白絞油(しらしめゆ)を使用。
白絞油=天ぷら油。
最近一般家庭ではほとんど揚げ物にもサラダ油を使うことが多いですね。
白絞とサラダの違いは脱ロウ処理しているかどうか。
冷やすと固まる部分が取り除かれているのがサラダ油で白絞より一段階
高精製、軽い仕上がりになっています。
従って使いやすいのですが、逆にプロから見るとコシが弱く感じます。
揚げ物に白絞油を使う、これも昔ながらのこだわりを感じます。
油の精製工程については以下ページをご参照ください。
※品質の良い油をお届けするために(油の精製工程)/油屋.com
桂馬は将棋の駒の一つ。店の看板、駒焼きを作る職人さん。
卵黄と泡立てた卵白をたっぷり加えた生地を型に流して鉄板でふわっ
ふわに焼き上げます。
味をチェックしたら焼き鏝で屋号を刻印。
この出来立てほやほやをいただきました!ふわっと消えます…美味しい~。
清潔な工場で、職人さん達が誇りを持ってきびきび仕事をしている
のが自然に伝わってくるすごくいい気を感じました。
村上社長、専務、ゆうみさん、皆様お忙しい中ありがとうございましたー!
訪問した時の様子と金田油店とのコラボレシピ記事はかまぼこ娘のブログをご覧ください!
東京からのお客さま☆/かまぼこ娘のブログ in尾道
簡単オードブル☆
私も上蒲鉾を実家のお土産に、大好きな鱧皮も入手できたので後日
またレシピをアップしますねー。
さて、まだ8時代?ということで朝ごはんを物色。
晩寄りと呼ばれる荷車で魚を売るおばちゃんのとこで珍しい魚を買って、
(名前また忘れました…熱帯魚みたいな色の)お惣菜や巻きもの、尾道いなりなどで
最後の宴?!
ここで東京へ戻る組、もう少し残る組と分かれました。
私は下関の実家に夕方出発なのでそれまでもう少し尾道を満喫すべく…
ロープウェイへ。乗車はほんの5分程度。
すごい!本当に尾道の全貌が見渡せます。快晴~。
帰りはてくてく階段を降り千光寺を通り…。
さらに下って梟の館というカフェで一息。
この旅で最初は足ががくがくしていた階段と坂、だいぶ慣れてきました…。
木によじ登って蝉を追いかけていた小雪ちゃん、疲れちゃったみたい。
ロープウェイ麓の乗り場すぐにあるCOMMONさんでスイーツタイム。
焼きたてワッフルも結構軽くて美味。私はラーメンに備えるべくプリンにしましたけど。
酒屋さんを覗いたり、お土産を買ったりしながら…。
いよいよ尾道シメ?のラーメン。
地元の人がしゅうさんと呼ぶ朱華園さんは行列でした…のでつたふじさんへ。
こちらも昼は行列だったらしいです。
この期間ですでに5、6杯ラーメン制覇してた人達もいましたが…。
私は最初で最後の一杯。おぉ凄い背脂(汗
これでも尾道の中ではそうコッテコテではない部類とか。
麺はすごく黄色です。中華そば500円。
尾道、すごくいい所でした。
海だけじゃなくて独特の情緒を持つ町並みや文化、人の温かさ、そして地魚にあの星空!
「尾道に花火見に来ない?」から始まった旅でしたが、花火がなくても全然OK!(笑)
是非また訪れたい地になりました。
改めてSpecial Thanks to ち姐様!!
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