先週のスカイツリーです、ちょっと曇ってますけど。
こちら、なんとも風情のある土手の伊勢屋さん。
カッコいい看板です。創業明治23年。ごま油が芳ばしく香ります。
有名店ですが未訪問でした、夜は何度か隣の桜なべ屋の中江さんに来たことがあります。
そう、ここは吉原大門でございます。
そう言えば、最近外でいただく天ぷらは白い上品系ばかり。
江戸前は久しぶりかも。
「早く行かないと行列だから」と昼ぴったりに到着すれば、すでに
店内にはぎっしりのお客さん。
運よく奥の座敷に通されました。
天丼のハ、と海老天丼、連れて来てくださった方おすすめのお吸い物を2つ。
「ここのお吸い物はね、穴子の肝なのよ!品書きには書いてないけどね。」
昼でも薄暗い店内でお茶を飲みつつしばし待ちます。
あ、仕事の打ち合わせでしたっけ(笑
隣の4人組はどうやら飲食関係者のようで、ひそひそと、
「やわらかい」とか「どうやって…」などとブツブツ呟きあっています。
来ました!思わず笑っちゃいますね。
どーん!!と効果音が要りそうな感じ。
そっちが海老天丼、こっちが天丼、どう違うの?
海老の本数かしら、あ、こちらには穴子が。
あぁ、これぞ天丼という感じ。王道ですな。
甘すぎない濃いめのタレがごはんにぴったり。
肝吸い、美味しいです。鰻のより美味しいかも。
食べ進めても、まだまだ出てきます。ち、違う海老も!
穴子もカリっと、そしてふんわり。
途中でほっこりカボチャ天も美味しかったです。
でも相当苦しいです。
ひっきりなしにお客さんが入ってきます。
これだけ人気だと、油も酸化する暇なく回転していることでしょう。
「揚げる」という調理法は美味しさへのすごい訴求力ですね。
「老舗で天丼をいただく」楽しい昼食となりました。
江戸前天丼 浅草吉原 土手の伊勢屋/住太陽
土手の伊勢屋/めし ときどき おやつ
[日本堤]『天丼(ハ)』 ~天麩羅 土手の伊勢屋~/PECHE MIGNON